デンゼル・ワシントン

俳優

彼の映画が好きだ。とにかく、彼の出演している映画で外れたものはない。彼の出演する映画の主人公役の今までの総てがとても気持ちの良いナイスガイだからだ。

近いところでは、『イコライザー』シリーズでのデンゼル・ワシントン。いつものように、弱き人を助ける本当は強い男。しかし、市井に埋もれて静かに生活を送っている。独りで、好きな本を読む。「老人と海」。そして、19秒で悪を裁く。

そうなんだ。人は、こんな街に隠れ普通の生活をする隠れたヒーローを愛するのだ。

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考えてみれば、物凄い昔から、デンゼル・ワシントンは、私のヒーローだったのだ。「ボーンコレクター」や「ジョンQ-最後の決断ー」や「戦火の勇気」のあたりから、この男、他の役者連中とは何か違うものを持っていた感じがある。それは何だろうか?

立ち姿の美しさと比例する彼の誠実さだろうか?真実を見つめ続ける目だろうか?彼の目には何かがある。こちらが気にしないではいられないものがある。

彼の今あるスタンス・姿勢は、ダコタ・ファニングが子役で出演していた『マイ・ボディガード』に、その最初が見て取れる。この映画も結構、渋い。

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映画予告編【MAN ON FIRE】2004 【マイ・ボディーガード】監督:トニー・スコット/出演:デンゼル・ワシントン*ダコタ・ファニン...

アカデミー賞受賞の「トレーニングデイ」も「遠い夜明け」も良いが、不思議とヒットはしなかったが、私の気になる作品は『ザ・ウォーカー』だ。あらゆる文明が崩壊した近未来にデンゼル・ワシントンが、世界でたった1冊残る本を運ぶために西へ30年間旅しているだけというものなんだけど、心に何故か残ってしまった映画です。その本が何かはわかりますよね。

主人公が言います。

昔の時代は、物があふれていて何が大切なものか人々が見失っていた時代だと。

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